2012年3月7日水曜日

中電、浜岡報告書に152カ所誤数値 「計算ミス、安全問題ない」


中日新聞から全文引用
中電、浜岡報告書に152カ所誤数値 「計算ミス、安全問題ない」
2012年1月21日
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20120121/CK2012012102000129.html?ref=related

 中部電力は20日、経済産業省原子力安全・保安院に提出した浜岡原発御前崎市)の緊急安全対策と耐震安全性評価の報告書で、設備の強度や能力など計152カ所の数値に誤りがあったと発表した。入力や計算のミスが原因で、中電は「安全性に影響はない」と説明している。だが、安全性の根拠となる数値に多くの誤りがあったことで、浜岡原発に対する不信感が高まる可能性もある。
 福島第一原発事故を踏まえた緊急安全対策報告書の誤りは97カ所。非常時に原子炉格納容器の圧力を下げる窒素ボンベの容量や、原子炉などへの注水ポンプの能力に関する数値などという。同報告書に関しては、9月に数値の誤りが17カ所あったと公表したが、保安院から調査が不十分との指摘を受けて再調査していた。
 耐震安全性評価報告書では55カ所。原子炉建屋の壁などの強度を計算するために使う数値などで誤りが見つかった。計算を委託した会社の担当者による入力ミスや、中電社内で資料からのデータの転記ミスがあった。
 中電は同日、保安院静岡県などに調査結果を報告。保安院は「厳格に確認し結果を公表する」と説明している。
県などに謝罪
 中部電力が20日に国に報告した浜岡原発耐震安全性評価報告書と緊急安全対策報告書のミスについて、中電幹部が同日、県庁と御前崎市役所を謝罪や説明に訪れた。
 県庁には、中電静岡支店原子力グループの杉山和正部長が訪問。説明によると、既に国に提出済みの両報告書を国の指示で再調査した結果、誤りが見つかった。勘違いによるデータの入力ミスや、確認の不徹底などが原因という。
 杉山部長は「いずれも耐震性の評価や施設の設計が変わるほどの大きなものではないが、皆さんが心配していることなので反省している」と謝罪した。
 これに対し、長尾一郎・県危機管理監代理は「しっかりとしたチェック態勢をつくってほしい。国から言われたから、やるのではなく、自らやる姿勢が大切」と注文した。
 県は月1回程度、停止中の浜岡原発に入って、高さ18メートルの防波壁など、中電が進めている地震津波対策を確認している。長尾代理は報道各社の取材に「われわれも原発に立ち入っているので、第三者の目でしっかりチェックしていきたい」と話した。
 一方、御前崎市役所には、中電浜岡原子力総合事務所の水谷良亮所長らが訪問。石原茂雄市長に内容を報告し「深く反省し、おわびしたい。再発防止策を徹底し、信頼回復に努めたい」と陳謝した。
 石原市長は「原発に対して不信感が高まっている中、あってはならないこと」と不快感を示し「ミスにはペナルティーを設けるなどの厳しさが必要では」と要請した。 (加藤隆士、夏目貴史)

0 件のコメント:

コメントを投稿