2:「『もんじゅ』、国の管理不備指摘 県安管協、炉内装置落下で」 2010年10月16日 福井新聞
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news0/24241_34.html
読売新聞が「『もんじゅ』炉内装置落下 長期化恐れ/原因究明を 福井大・竹田所長に聞く」で今後の対処法を聞いています。「最終的には原子炉容器の上ぶたをはずさないと、装置を取り出せないかも。しかし、冷却材用のナトリウムが空気と反応して燃えないよう、容器内にはアルゴンガスを満たしており、簡単にはふたをはずせない。装置を壊して取り出すなどの方法を考えた方がいい」
「高速増殖原型炉『もんじゅ』炉内中継装置の取りはずし作業中の落下について 第4回『もんじゅ』総合対策会議での説明資料 」5ページから引用。日本原子力研究開発機構 ※Adobe 「装置を壊して取り出す」とまで言い出す点に、専門家がいかに困惑しているのかが現れています。原子炉容器の上ぶたをはずすにも、この炉内中継装置が健全である必要があります。なぜなら上ぶたをはずすとアルゴンガスが抜けて空気と触れた液体ナトリウムが激しく反応して燃え出しますから、まずナトリウムを抜いて置かねばなりません。冷却材のナトリウムを抜く前には、炉心から燃料棒を全て引き抜く必要があり、燃料棒を炉外に出す装置がこの炉内中継装置なのです。第215回「『もんじゅ』の炉心用装置落下、死んだも同然に」*3 に引用した図「原子炉内での燃料交換と移送」をご覧いただけば分かりますが、炉内中継装置は燃料移送の要の位置にあります。
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