2012年3月6日火曜日

青森・大間原発差し止め2次提訴

毎日新聞から全文引用
大間原発訴訟:208人が2次提訴 福島市からの避難者も /青森
2011年12月6日
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20111206ddlk02040015000c.html
 大間町にJパワー(電源開発)が建設中の大間原発を巡り、北海道函館市市民団体大間原発訴訟の会」(竹田とし子代表)が5日、国と同社に建設差し止めと損害賠償を求める第2次訴訟函館地裁に起こした。原告は208人で、福島第1原発事故による避難者もいる。10年7月提訴の第1次訴訟と合わせた原告数は378人になった。
 大間原発は国内で初めて、燃料がすべてプルトニウムウラン混合酸化物(MOX)になる予定。訴状原告側は、MOX燃料を使う原子炉の危険性などに加え「福島原発事故を防げなかった現行の安全基準や耐震設計には看過できない過誤・欠落があり、設置許可自体が無効だ」と主張している。
 提訴後の会見で竹田代表は「これからも多くの人と一緒に『大間原発、大間違い』と訴えたい」と決意を表明。福島市から函館市避難原告に加わった鈴木明広さん(51)は「福島県民の声も届けたいと思い、訴訟に参加した。放射線は(人体の)DNAを壊すだけでなく、家族や地域の共同体もばらばらにする」と訴えた。【近藤卓資】
毎日新聞 2011年12月6日 地方版




朝日新聞から全文引用
青森・大間原発差し止め2次提訴
2011年12月06日
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001112060005
■「福島未解決なのに 新設など言語道断」
 青森県大間町で建設中の大間原発について、函館市市民団体大間原発訴訟の会」(竹田とし子代表)が5日、電源開発と国に建設差し止めと損害賠償を求める第2次訴訟函館地裁に起こした。原告208人のうち約6割を函館市民が占め、福島第一原発事故福島県から函館避難してきた2人も名前を連ねた。
函館避難中・鈴木さんら原告
 そのうちの1人、福島市から来た元学習塾経営、鈴木明広さん(51)は震災後、3日間電気が通じない中でラジオで原発事故を知った。一番心配したのは高校2年と中学2年の息子2人のことだ。土日などに車で放射線量の低い新潟県山形県避難放射線測定器も購入した。
 心配したのは健康だけではない。「就職する時、結婚する時、かつての原爆被爆者のように差別を受けるかもしれない」
 なるべく遠いところに避難させようと、長男の条件に合う函館市の寮のある高校を見つけた。長男は4月に転校。そして9月に、次男と一緒に函館市営住宅に移り住んだ。
 ただ、心はまだ落ち着かない。福島には子ども避難させたくてもできない人が大勢いる。放射線の被害をおそれて避難する人を「非国民」のような目で見る風潮も感じた。
 知り合いには、放射線への懸念を学校に伝えたら「心配をあおるようなことを言わないでくれ」と言われた人や、仲間うちで放射能のことをしゃべりすぎると「心配しすぎ」と、仲間はずれにされると話す母親もいた。
 マスメディア報道も、原発事故が収束してきているような論調が目立ち、福島県民の本当の苦悩は伝わっていない、と感じる。
 高校教師の妻(47)はいま、生活のため1人で福島の自宅に残る。将来、この家に帰るかまだ考えられない。「好きでふるさとを捨てる人はいない。ただ、息子たちに子どもが生まれた時、放射線量の高い実家に連れてきてもらっていいのか、とまで考えてしまうのが原発事故なんです」と話す。
 そして原告に加わった理由をこう語った。「福島が解決していないのに新しい原発を作るなんて言語道断だ。福島の語り部として声を上げないといけない」
(中沢滋人)

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